心に染みわたる子供たちの唱和

翌朝、起きてすぐ 校長先生の案内で 早朝7:00から始まる子供たちのお経を聞き に学校の講堂に向かいました。
お経の唱和は、朝と夕方の2回おこなっているようでした。
学校までは歩いて5分程、行く途中にはのどかな畑がひろがっていて、もうすでに農夫が腰をかがめて仕事をしていました。
講堂の外では 年少の子供たちが、講堂の中では年長の子供たちが、床に敷かれた赤い布にあぐらをかいて座りお経を唱えていました。
壇上にはダライラマ法王の写真が飾ってあり、その写真を見つめながら無心に唱えている子、目を閉じて祈るように唱えている子、眠むたそうな顔をした子もいました。
子供たちが唱和する美しい響きは、細胞の一つ一つにしみ入っていくようでその神聖な音を身体いっぱいに浴びているうちに、心がどんどん洗われていきました。
目を閉じてその響きを聞いているうちに、とても安らかで、幸せで、暖かな気持ちでいっぱいになり、小さな両手を合わせ祈る子どもたちの祈りが早くこの地球上のすべての人たちに届くようにと私も心から願いました。
お経の後はおまちかねの朝食、パン2切れとお茶だけの質素な食事です。
ふと、ヤンチェンからの手紙に「おいしい食事が出ます。」と書かれてあったのを思い出したが、私も含めて日本の子供たちは毎日この食事でがまんできるのだろうか?と思いました。
以前は 土間に 敷物を敷いてその上に座って食事をしていたらしいが、今は机とイスで食べていました。
あちこちで賑やかに会話が飛び交います。
6歳〜7歳くらいの小さな子供たちは、とても無邪気で人なつっこく 元気な子供たちです。
それよりも大きな生徒たちの中には、私の方をちらちら見ながら照れくさそうにしている子もいました。
どの子も同じように みんな愛らしく、いとおしい子供たちでした。
ゲストルームに戻って見ると 奥さんの手作りの焼たてのチベットパンとバター茶が私たちを待っていました。
日本ではめずらしいパイナップルのジャムをつけていただきました。
奥さんの 温かい心が伝わって来て久しぶりの おいしい食事でした。

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