瞑想

 

    


それでは
体がここちよい楽な姿勢を保ちます。

立っていたり
座っていたり
横になっていたりしてもかまいません。

どの姿勢でもよいですから
自分にあった
ここちよい姿勢を見つけます。

床とふれている自分の体の感覚を感じます。
床と触れている部分と触れていない部分の違いに
気がついています。

自分の
呼吸に意識を向けます。

呼吸とともに
体の動いている部分と
動いていない所の違いに
注意を払います。

今起きていることに
注意を集中していくと

わきあがってくる記憶や考えに
ひたっている事に気がつきます。

現在よりも
過去や未来のことを
考えているのです。

その時には
今と言うこの瞬間を
取り逃がしているのです。

そのことに
気がついたら
思考にしがみつくことをやめます。

物音がすれば
それについて
あれこれと考え

痛みや痺れ、かゆみ
があると、
それにつられて
心が動きます。

それにすぐ反応しないで
心の動きを見守ります。

じっと
こころの動きを見守っていると
しだいに呼吸が静かになってきます。
外部の変化に心が影響されないようになります。

すべてのものごとは
瞬間から瞬間へ
移り変わってゆきます。

次から次へと
思考は湧き上がってきますが
その思考もまた
たえず変化して行きます。

もし
いま手元にないものを
ほしがっていたら
欲望があるということに
気がつきます。

それについて
判断したり
罪悪感をいだかないように

正しい思考とか
悪い思考というものは
ありません。
そこには
ただ思考があるだけです。

判断しないで
思考を見守ります。

良いエネルギー
悪いエネルギーもありません。

そこにエネルギーの変化があるだけです。

内なる自然
内なる沈黙
内なる虚空

自己の中心に深く入っていきます。

思考が何かを期待していたり
あるいは不安や
恐れがあったり
孤独を感じたりしても

深刻になったり
おいやろうとしないで
あるがままに受けいれ
起きることにまかせます。

感情にしがみつくのをやめて
今この瞬間に注意を向けます。

深い瞑想とは
何が見えても
何を感じても
何がやってきても
それに対してオープンでいる事
あるがままに受け入れる事

たえず内側の感覚は変化してゆくと言う事を
受け入れて行きます。

こころが静まると
エネルギーは自由に流れ出し
内と外のエネルギーの交響が起きます。

光明という
大いなる自己に出会うのです。

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